【結論】アイビー・ケース・システムのシナリオ４「新商品開発」の４ステップの手順がわかる。
今回はアイビー・ケース・システムの「12つのシナリオ」のうちの4シナリオ目です。
（※ケース面接に効果的なシステムであるアイビー・ケース・システムの概要についてはこちらを参照下さい。）
「新商品開発」のケースについて一緒に学習していきましょう。
シナリオ４：新商品開発
例題：われわれのクライアントは、飲料水としても自動車用のワックスとしても使える画期的な新商品を開発した。この商品を販売するにあたり、クライアントはどのようなことを考慮しなければならないか？
上記のようなケース「新商品開発」に当てはまります。
「新商品開発」のシナリオに当てはまるケースの場合、下記4ステップの項目を検討しながら進めていきましょう。
なお、検討順番の前後は問いません。
【STEP1】商品に関する分析を行う。
【STEP2】販売戦略に関する分析を行う。
【STEP3】顧客に関する分析を行う。
【STEP4】資金調達に関する分析を行う’。
次に、各ステップの確認事項の詳細を確認していきましょう。
下記箇条書きの観点から、各ステップごとに分析及び意思決定していきます。
【STEP1】商品に関する分析を行う。
- 新商品に特有の性能・性質は何か？
- 特許を取得しているか？
- 類似品が既に存在しているか？代替品は存在するか？
- 新商品の長所と短所は何か？
- 新商品は、われわれが既に販売している商品ラインとフィットするか？
【STEP2】販売戦略に関する分析を行う。
- 新書品の販売は、われわれが既に販売している商品ラインにどのような影響を与えるか？カニバリゼーション（自社の商品同士が競合してしまうこと）が起こる心配はないか？
- 新商品は、既存の商品と入れ替わる形で販売するのか？
- 新商品の販売によって、われわれの顧客層と売上高はどのように拡大していくか？
- 新商品の投入に対して、競合他社はどのように反応するか？
- 自社にとって新規の市場である場合、どのような参入障壁が存在するか？
- 競合先となるのはどのような企業であり、各社のマーケットシェアはどうなっているか？
【STEP3】顧客に関する分析を行う。
- ターゲット顧客は誰か？
- 顧客に対してどのような形で新商品を提供するのが一番良いか？
- インターネットでの販売は可能か？
- どのような手段を使って顧客を定着化させるか？
【STEP4】資金調達に関する分析を行う’。
- 新商品の開発に必要な資金をどのように調達するのか？（自己資本、銀行借入金、株式発行など）
- 調達した資金を、各事業活動（研究開発、流通、広告宣伝費など）2度のように当てはめる豊野が一番良いか？
- 無理な借り入れを行っていないか？金利が上昇したり、景気が落ち込んだ場合でも返済可能な額か？
以上がシナリオ4「新商品開発」のシナリオのケースです。
例題を見ながら、各ステップごとに復習がてら分析してみましょう。
それでは。
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引用・編集：『戦略コンサルティングファームの面接試験 難関突破のための傾向と対策』
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